『日本映画縦断』の目次
日本映画縦断1/傾向映画とその時代
序にかえて―はじめにアラカンありき | |
南部僑一郎との対話 | 1.郷愁の『ジゴマ』 |
| 2.プロキノ前後 |
| 3.続・プロキノ前後 |
古海卓次/遠い影像をめぐって | 1.「父と子」のテーマ |
| 2.美的浮浪者の群れ |
| 3.“山宣”以後 |
| 4.トスキナアの歌 |
伊藤大輔メモワール | 1.「映画」の誕生 |
| 2.監督以前 |
| 3.イドウダイスキの由来 |
| 4.キネマ無資本時代 |
| 5.片々たる映像 |
| 6.人を斬るのが侍ならば |
| 7.草奔のヒロイズム |
中間的総括 | 1.「傾向映画」以前 |
| 2.昭和余年考 |
聞書/アラカン一代 | 1.天狗売り出す |
| 2.風の吹くまま |
| 3.北京好日 |
| 4.明治天皇余話 |
〔あとがき〕にかえて | |
日本映画人物年表 | 大正元年〜昭和元年 |
日本映画縦断2/異端の映像
第2巻の序にかえて | |
岡田東映社長に聞く | 1.時代の黄昏 |
| 2.第四系統、ハラワント・キネマ |
| 3.映画は予見の芸術である |
東映京撮・映画作りの現場から | 1.マキノ残党の梁山泊へ |
| 2.「失わざるもの」を求めて |
墓が鼾する頃(呂九平・伊太郎の世界) | 1.離合集散の舞台裏 |
| 2.悪魔派の登場 |
| 3.無惨なり、山上伊太郎 |
| 4.同時代人の悲劇 |
団徳麿/百怪、わが腸に入らん | 1.怪優ダントクの誕生 |
| 2.“白塗り”への反逆 |
| 3.初代・丹下左膳 |
| 4.グロテスクなるものの回帰 |
| 5.マキノ・トーキーへ |
| 6.戦争が私を殺した |
| 7.美醜・その永劫の争闘 |
君は、デートリッヒを見たか? | 1.三〇年代のエレクトラ |
| 2.マルレーネ・イン・サッポロ |
| 3.さらば、窮民の女神よ |
わが師、南部僑一郎の死 | 1.ボクは映画評判家である |
| 2.ゴシップ屋・事始 |
| 3.その異端の系譜を…… |
山田和夫の“反論”をめぐって《番外》 | 1.いまひとつの弾圧を |
| 2.愚者よ、顧みて他を言うなかれ |
竹中英太郎小伝《番外》 | |
《むすび》なぜ、異端の系譜なのか? | |
日本映画縦断3/山上伊太郎の世界
又、序章(三周目に入る前に) | |
マキノ雅弘メモワール | 1.ハクション、カメラーッ! |
| 2.自殺志願者・山上伊太郎 |
| 3.花の御室のあの落差し |
| 4.自縄自縛の論理 |
山上伊太郎・薮の中 | 1.揺らんの日本映画 |
| 2.歩み去るその人よ |
| 3.不況と失業の巷に |
| 4.涙痕干かず、人語らず |
『浪人街』の青春 | 1.出方によっては血の雨が… |
| 2.カフエー「天久」 |
| 3.映画はハングリー・アートである |
読者番外篇 | |
中間的総括 | 1.無頼・市井の物語りを |
| 2.映画は当てるものだ! |
| 3.旅立ちを前にして |
真説・山上伊太郎 | 1.フィリピンの月 |
| 2.乾しげという女 |
| 3.火柱を背負って |
| 4.風景のむこうに |
| 5.目に見えぬ糸 |
| 6.如是我聞 |
| 7.曠野の埋葬 |
山上伊太郎のシナリオ | 1.ペン鬼、呆然たり |
| 2.かのアカ赤牛が出てくると |
| 3.これ即ち天上の淫楽よ! |
| 4.生活の虜と情熱 |
| 5.結び |
日本映画人物年表 | 昭和元年〜昭和16年 |